【2025年11月更新】10月度のWeb広告関連のアップデート情報まとめ

2025年10月にアップデートされた運用型広告の情報をご紹介します。
今月アップデートがあった媒体は、Google広告・Yahoo!広告・Facebook広告です。
アップデート情報は顧客や自社の広告運用に活用していきましょう。
株式会社SORAMICHI(ソラミチ)は、企業変革を戦略立案から実行まで伴走するDXコンサルティング集団です。 豊富なコンサルティング経験をもとに、マーケティング・IT戦略を踏まえた目指すべき姿を描き、高度な専門性をもって、お客様の課題解決の為に最適なソリューションを提供し、実行まで伴走いたします。
まずはお気軽にご相談ください。
Google広告のアップデート
電話専用広告が電話番号アセットへ移行
Google広告では、2027年2月までに電話専用広告が廃止されます。同様の目的を達成するためには、レスポンシブ検索広告(RSA)内で電話番号アセットに移行する必要があります。
電話番号アセットは、レスポンシブ検索広告(RSA)やP-MAXキャンペーンなど、複数の広告フォーマットで利用可能です。広告文とあわせて電話番号を表示でき、ユーザーはワンクリックで発信できるため、問い合わせや来店予約などの行動をスムーズに促すことができます。
この移行により、より一貫した広告管理が可能になり、既存の広告構成を保ちながらも、モバイルユーザーへの利便性を高めることが期待されます。
レスポンシブ検索広告内で電話専用広告から電話番号アセットに移行する方法については、設定ガイドをご覧ください。
参考:ご対応のお願い: 電話専用広告から電話番号アセットへの移行
https://support.google.com/google-ads/answer/16598240?sjid=14364213415542842491-NC
検索広告の非表示が可能に
Googleの検索結果ページが改修され、広告を非表示にするラベルが追加されました。これにより、広告と自然検索結果の区別がより明確になり、ユーザーが自身の広告設定を簡単に管理できるようになります。
■検索結果に広告の表示ボタンが追加
クリックすると広告が折りたたまれる

画像・参考:We’re improving navigation and introducing a new control for ads on Google Search.
https://blog.google/products/ads-commerce/google-search-sponsored-results-label
Yahoo!広告のアップデート
【検索広告】推定コンバージョン提供開始のお知らせ
検索広告において「推定コンバージョン」の提供が開始されました。Cookie制限などで計測が難しかったコンバージョンを推定値で補完できるようになり、より正確な効果測定と自動入札の最適化が可能になります。
検索広告は2025年10月22日以降、ディスプレイ広告は2023年2月27日以降に発生した推定コンバージョンが合算して表示されます。
推定コンバージョンのみを抜き出した表示や、コンバージョン数との合算から除外することはできません。
このアップデートにより、実測値では取得できない成果も加味したより実態に近いパフォーマンス分析が可能になります。広告主は、今後の効果測定や入札最適化の精度向上に活用することが推奨されます。
■実施日
2025年10月22日(水)
参考:【検索広告】推定コンバージョン提供開始のお知らせ
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20251015
【ディスプレイ広告(運用型)】ポートフォリオ入札機能追加
ディスプレイ広告(運用型)において、複数のキャンペーンをまとめて入札戦略を最適化できる「ポートフォリオ入札機能」が追加されました。これにより、共通の目標CPAやROASに基づいて自動で最適化が行われ、複数キャンペーンを効率的に運用できるようになります。
■ポートフォリオ入札機能の利用イメージ

■実施日
2025年10月14日(火)
複数キャンペーンの目標CPA・ROASを共通の目標値で自動最適化
参考:【ディスプレイ広告(運用型)】ポートフォリオ入札機能追加のお知らせ
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20251002/?page=2
【ディスプレイ広告】顧客データのオーディエンスリストにおける機能改善
顧客データを活用したオーディエンスリストの機能が改善され、データマッチ精度や参照期間が向上しました。これにより、既存顧客や見込み顧客への配信精度が高まり、より効率的なターゲティングが可能になります。
(1)顧客データリストに設定できるデータの有効期間
(変更前)1~60日間(初期値は60日間)
(変更後)1~180日間(初期値は180日間)
(2)類似ユーザーのオーディエンスリストが基とする顧客データリストにおけるデータの参照期間
(変更前)28日間
(変更後)180日間
参考:【ディスプレイ広告】顧客データのオーディエンスリストにおける機能改善
http://lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20251016/
Facebook広告のアップデート
試着機能をテスト配信
ユーザー自身の写真を使って広告内の商品を試着できる新機能がテスト開始されました。たとえば、アパレル広告を見たユーザーが自分の写真をアップロードすると、AIが服を着た状態をシミュレーション表示します。これにより、まるで試着しているような安心感を得られるようになり、広告の購買意欲も改善されることが期待できます。
このようなAR/AIを活用した機能は、今後のEC広告やD2Cブランドにおけるユーザー体験の質を大きく高める可能性があります。

画像・参考:Advertising Week 2025: AIを利用したパフォーマンス改善の現在と未来
https://ja-jp.facebook.com/business/news/advertising-week-2025
CTAボタンのデザインをAIで生成
この機能では、ボタンやCTA要素にAI生成のビジュアルを組み合わせることで、商品の魅力をより直感的に伝えられるようになります。すでにFacebookストーリーズでは全世界の広告主に提供が始まり、Instagramストーリーズやリールでもテストが進行中です。
これにより、ブランドトーンに合ったCTA表現を自由に作成でき、広告の一体感と訴求力を高めることができます。

画像・参考:Advertising Week 2025: AIを利用したパフォーマンス改善の現在と未来
https://ja-jp.facebook.com/business/news/advertising-week-2025
<最後に>
以上、2025年10月にアップデートされた運用型広告に関する最新情報をご紹介しました。
SORAMICHIでは、各媒体社からの最新情報をいち早くキャッチし、質の高いマーケティング支援を継続的にご提供しています。
今後も定期的にアップデート情報をお届けしてまいりますので、ぜひ次回もご覧いただけますと幸いです。
なお、現在運用中の広告設定に関するご質問やご不明点がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
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