【2024年8月更新】7月度のWeb広告関連のアップデート情報まとめ

2024年7月にアップデートされた運用型広告の情報をご紹介します。

今月アップデートがあった媒体は、Google広告・Yahoo!広告・LINE広告です。
アップデート情報は顧客や自社の広告運用に活用していきましょう。

株式会社SORAMICHI(ソラミチ)は、企業変革を戦略立案から実行まで伴走するDXコンサルティング集団です。 豊富なコンサルティング経験をもとに、マーケティング・IT戦略を踏まえた目指すべき姿を描き、高度な専門性をもって、お客様の課題解決の為に最適なソリューションを提供し、実行まで伴走いたします。

まずはお気軽にご相談ください。

目次

Google広告のアップデート

【動画】クロスメディア リーチ機能をリリース

Google 広告の測定ツールであるクロスメディア リーチ測定を使って、動画キャンペーン全体のリーチとフリークエンシーを測定できるようになりました。重複を削除して、キャンペーンを横断的に集計できます。

またYouTubeキャンペーンとテレビCMも測定できます。効果を包括的に比較し、ブランド認知の効果を把握することが可能です。

おかもと

実際に作ってみました!(下記)
同時に複数のキャンペーンを実施する際は、重複なしの全体リーチ数などをレポートで見られます

※画像:実際にクロスメディアリーチレポートを作成した画面

■レポートの種類

・デジタル動画のみ
全ての国で利用可能。
動画キャンペーンのリーチとフリークエンシーを測定。

・デジタル動画 + 従来のテレビ
一部の国で利用可能。※日本は利用可能です。
サードパーティのテレビデータも組み合わせて測定。

■テレビデータのソース
Googleは様々な国のプロバイダからサードパーティのテレビデータのライセンスを取得しています。テレビデータは以下3 つのデータセットで構成されています。

・パネル視聴データ

・テレビ コマーシャル ログ

・広告費用の見積もり

画像/参考:クロスメディア リーチの概要
https://support.google.com/google-ads/answer/15099046?sjid=5887428306793841238-AP

Yahoo!広告のアップデート

【検索】マッチタイプ「部分一致」の名称変更について

一部のツール、機能を除き、マッチタイプ「部分一致」の名称が「インテントマッチ」へ変更になり、Google広告と統一された表記となりました。

「インテント」は「意図」という意味です。インターネットユーザーが検索を行う際のさまざまな「意図」を的確に捉えて広告を表示する、という機能を正確に表すため「インテントマッチ」という名称に変更しました。なお、機能面での変更はありません。

■実施日
2024年7月16日(火)

参考:【検索広告】マッチタイプ「部分一致」の名称変更について
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20240711/?page=1

【ディスプレイ】Yahoo!ニュース プライムカバー枠にレスポンシブ(画像)の配信を開始

スマートフォン版「Yahoo!ニュース 」のページ最上部の広告掲載枠であるプライムカバーの広告枠に、レスポンシブ(画像)の配信が開始となりました。ページ最上部の広告掲載枠で、ファーストビューの画面占有率が高いため、多くのユーザーへのリーチが期待できます。

また、プレイスメントターゲティングで以下のURLを指定すると、プライムカバー枠のみを指定した配信(または配信除外)が可能になります。

Yahoo!ニュース プライムカバー枠:news.yahoo.co.jp/prc

■実施日
2024年7月1日(月)

■デバイス
スマートフォンのみ

■配信面の例

参考:Yahoo!広告ヘルプ
https://ads-help.yahoo-net.jp/s/article/H000044333?language=ja

参考:【ディスプレイ広告(運用型)】Yahoo!ニュース プライムカバー枠にレスポンシブ(画像)の配信を開始
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20240702/?page=2

【ディスプレイ】広告文を生成AIが提案する機能の提供開始について

広告管理ツールにおいて、レスポンシブディスプレイ広告のタイトルと説明文を生成AIが提案する機能が開始されました。広告に設定する最終リンク先URLなどを入力すると、入力した情報をもとに生成AIがタイトル・説明文を提案します。

この機能により、提案されたタイトル・説明文の確認と調整のみで簡単に広告文が作成できるため、広告作成の手間や時間を削減できます。

※生成AIによって提案されたタイトル・説明文は広告審査の承認を保証するものではありません。広告掲載基準に準拠していない場合は必ず修正してください。

おかもと

実際に使ってみました!
管理画面の広告作成画面から、生成AIで作成可能です。
最終URLと含めたい文言を追加すると、タイトル・説明文が5つずつ作成されます。

作成した文言をそのまま活用するのは厳しそうですが、アイディア出しには活用できそうです。

※入力した文言はそのまま使用されるとは限りません
※生成AIを利用したテキスト作成は、1アカウントにつき1か月最大30回利用可能

※画像:管理画面上で最終URLと含めたい文言を追加した画面

※画像:生成AIを活用し実際に作成されたタイトルと説明文

■実施日
2024年7月8日(月)

参考:【ディスプレイ広告(運用型)】広告文を生成AIが提案する機能の提供開始について
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20240703/?page=2

【ディスプレイ】キャンペーン目的「ブランド認知」の広告配信拡大について

キャンペーン目的「ブランド認知」の広告が、ディスプレイ広告(運用型)の全ての掲載枠に配信されるようになりました。

※ビューアブルインプレッションが計測できない広告掲載面など、一部の掲載枠は配信対象外です。

また掲載枠の拡大に伴い、以下の広告フォーマットも追加となりました。

これまでキャンペーン目的「ブランド認知」の広告は、スマートフォン版Yahoo! JAPANブランドパネル枠とYahoo!ニュース プライムカバー枠のみへの配信でしたが、掲載枠が増えたことでこれからはより多くの場面で活用する機会が増えるかと思います。

■実施日(予定)
2024年8月7日(水)より順次配信面を拡大

参考:【ディスプレイ 広告(運用型)】キャンペーン目的「ブランド認知」の広告配信拡大について
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20240716/?page=1

【ディスプレイ】動的ディスプレイ広告 商品閲覧履歴のないユーザーへの配信

動的ディスプレイ広告において、2023年11月15日よりベータ版として提供されていた、商品閲覧履歴のないユーザーにも配信する機能の正式提供が開始となりました。

これにより、顕在層や潜在層にオーディエンスを分けることが可能となり、それぞれに最適な運用を行うことで効率的なCV獲得を目指すことができます。

■実施日
2024年7月17日(水)

■配信の仕組み
商品閲覧履歴のあるユーザーにはユーザーが閲覧していた商品や、その商品に関連する商品の広告を配信し、商品閲覧履歴のないユーザーにはユーザーのウェブサイト上での行動履歴や属性などに基づいて選定された商品の広告を配信します。

おかもと

今後2024年冬頃に、「商品閲覧履歴のあるユーザーにのみ配信」の設定が出来なくなるそうです。
こちらの機能を使用している方は、今のうちにターゲティング変更を行いましょう。

画像:動的ディスプレイ広告 配信対象ユーザーの拡大について
https://s.yimg.jp/images/ads-promo_edit/support/pdf/202407_YDA_DynamicAdsforDisplay_JP_RN.pdf

参考:【ディスプレイ広告(運用型)】動的ディスプレイ広告 商品閲覧履歴のないユーザーへの配信 正式提供開始のお知らせ
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20240718/?page=1

【検索/ディスプレイ】スクリプト 機能の追加

Yahoo!広告 スクリプトにおいて、以下の機能が追加になりました。

・検索広告 自動入札のスポット調整に対応
自動入札のスポット調整に関する情報の取得および追加・更新・削除が可能になりました。

・ディスプレイ広告(運用型) 動的ディスプレイ広告の商品リストファイルの入稿に対応
動的ディスプレイ広告の商品リストファイルの取得や商品情報のアップロード処理および処理状況の確認が可能になりました。

■実施日
2024年7月24日(水)

参考:【Yahoo!広告】Yahoo!広告 スクリプト 機能追加のお知らせ
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20240725-01

LINE広告のアップデート

自動ターゲティング機能を正式リリース

β版の機能として提供されていた「自動ターゲティング」が正式リリースされました。また、この正式リリースで新たに、オーディエンスの除外設定が可能になりました。

■自動ターゲティングとは
収集されたイベントを学習し、設定したターゲティング条件内で更にイベント実行が見込めるユーザーを探し、最適なオーディエンスを自動で生成する機能です。ターゲットの「地域」「性別」「年齢」「OS(iOS、Android)」をそれぞれ任意で設定すると、アクションが見込めそうなユーザーに自動的にターゲティングします。

■自動ターゲティングの仕組み
自動ターゲティングでは、設定を「ON」にして配信後最大48時間以内にイベント実行が見込めるユーザーを探索し最適なオーディエンスへ配信が可能です。

例えば「クリック数の最大化」を最適化の対象とする場合「クリックが見込めるユーザー」を自動で探索します。

※最大48時間以内に必要なイベントが収集できない場合は、選択した最適化イベント以外に当該広告グループのクリック情報を参考とする場合や、広告グループ・キャンペーン・広告アカウントと必要な最低限のイベントが確保可能な階層まで遡って学習を行う場合があります。

階層を遡ってもイベント収集ができない場合には類似の広告情報を参考に学習しオーディエンスが生成されます。

画像:自動ターゲティングを利用する
https://www.lycbiz.com/jp/manual/line-ads/tracking_023/?list=7161

参考:LINE広告アップデート情報 2024年6月 自動ターゲティング機能を正式リリース!
https://www.lycbiz.com/jp/news/line-ads/202406/?page=2

A/Bテスト機能を正式リリース

β版として提供されていたA/Bテスト機能が正式リリースとなりました。

広告の配信対象者を分割し、「クリエイティブ」「ターゲティング」「最適化と入札」等のパフォーマンスを均等に比較できる機能です。

本機能では配信対象者を均一に分割することで、各広告グループ単位で配信機会が平等となり正確なテストが可能となります。

■A/Bテスト機能の仕組み

画像:A/Bテスト機能を利用する
https://www.lycbiz.com/jp/manual/line-ads/ad_028

参考:LINE広告アップデート情報 2024年6月 自動ターゲティング機能を正式リリース!https://www.lycbiz.com/jp/news/line-ads/202406/?page=2

テキスト生成AI機能(β版)リリース

Yahoo!広告と同様に、広告作成画面で生成AIを利用してタイトルやディスクリプションを作成できる「テキスト生成AI機能(β版)」がリリースとなりました。

※生成AIによって提案されたタイトル・ディスクリプションは広告審査の承認を保証するものではありません。広告掲載基準に準拠していない場合や問題のある文言は必ずお客様自身でご確認いただき、必要に応じて修正ください。

■実施日
2024年7月8日(月)

参考:【LINE広告】テキスト生成AI機能(β版)リリースのお知らせ
https://www.lycbiz.com/jp/news/line-ads/20240709/?page=2

最後に

以上が2024年7月にアップデートされた運用型広告の情報です。

SORAMICHIでは、各媒体社からの最新情報を活用して、質の高いマーケティング支援を提供しています。
運用中の広告設定に関する質問や不明点がある場合は、お気軽にご相談ください。

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