【2024年7月更新】6月度のWeb広告関連のアップデート情報まとめ

目次

はじめに

2024年6月にアップデートされた運用型広告の情報をご紹介します。

今月アップデートがあった媒体は、Google広告・Yahoo!広告・Criteo広告・Meta広告です。
アップデート情報は顧客や自社の広告運用に活用していきましょう。

株式会社SORAMICHI(ソラミチ)は、企業変革を戦略立案から実行まで伴走するDXコンサルティング集団です。 豊富なコンサルティング経験をもとに、マーケティング・IT戦略を踏まえた目指すべき姿を描き、高度な専門性をもって、お客様の課題解決の為に最適なソリューションを提供し、実行まで伴走いたします。

まずはお気軽にご相談ください。

動画でご覧になりたい方は、こちらからご視聴ください。

Google広告のアップデート

【検索】検索語句のマッチングのアップデート

 AI によって品質、関連性、言語理解力が高まったことにより、誤字脱字のあった検索語句を正しい表記の検索語句として表示されるようになりました。

 誤字脱字を含む検索語句の多くは、これまで検索語句レポートには表示されてきませんでした。今後、誤字脱字のある検索語句は、正しい表記の検索語句とともにレポートに表示されるようになります。

またこれは除外キーワードにも適応されます。以前は、キーワードを除外する際、各キーワードの誤字脱字を含むパターンをすべて指定する必要がありましたが、今後は 1 つの除外キーワードで、表記パターンをすべて除外することができます。

おかもと

除外時に複数パターンを登録しなくても良いというのが、嬉しいポイントです。誤字脱字による漏れがある場合もあったので、今後はそれが改善されるようです。いつ頃からどの程度の誤字脱字が反映されるのかは確認が必要ですが、今後に期待したいですね。

参考:Google 検索のパフォーマンスを高める検索語句のマッチングのアップデートhttps://support.google.com/google-ads/answer/15070437?sjid=180215728700937452-AP

Yahoo!広告のアップデート

【ディスプレイ】LINE ホームの広告枠にレスポンシブ(動画)の配信を開始

 以前からLINEアプリのホーム面の広告枠ではレスポンシブ画像広告の配信が可能でしたが、今回新たにレスポンシブ動画広告の配信が開始となりました。静止画とは異なるユーザー層への訴求機会の拡大が期待できます。

■実施日
2024年6月10日(月)より順次拡大

■追加となる配信面
・LINEアプリのホーム面
 ※ホーム面のみを指定し配信することはできません。

画像:Yahoo!広告 LINEサービスへの配信について
https://s.yimg.jp/images/ads-promo_edit/support/pdf/202405_YDA_LINEapp_JP_RN.pdf

■掲載可能な広告の種類
・レスポンシブ(動画)
仕様の詳細は以下の入稿規定をご確認ください。
レスポンシブ(動画)-入稿規定

参考:【ディスプレイ広告(運用型)】LINE ホームの広告枠にレスポンシブ(動画)の配信を開始
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20240529/?page=2

【検索】自動入札の学習データ除外の提供について

 自動入札の学習データから特定期間のコンバージョンデータを除外できる「自動入札の学習データ除外」が提供されるようになります。当該コンバージョンを学習データから除外することで、自動入札の学習に及ぼす悪影響を抑えます。

 なお、学習データ除外を設定した場合、自動入札の学習からのみデータが除外されるため、パフォーマンスレポートやパフォーマンスデータにおけるコンバージョンの実績値に影響はありません。

■実施日
2024年7月下旬予定

■学習データ除外の利用ケースの例
以下のような事象が発生した場合、学習データ除外は役立ちそうです。

・コンバージョン測定タグが正しく設置できていなかった
・不正なコンバージョンが発生していた 等

※プロモーション期間などの短期間でコンバージョン率に大きな変化が見込まれる場合は「自動入札のスポット調整」を使用してください。

参考:自動入札の学習データ除外の提供について
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20240619/?page=2

Criteo広告のアップデート

クッキーレス環境向けターゲティング機能 ID5 データ連携開始

 昨今のCookie規制への対策として、ID5社のタグを設置済みの広告主サイトのユーザー識別子ID5を収集し、全てのキャンペーン・広告セットのオーディエンスへの連携が開始されます。

■実施日
7月より順次開始

■導入による影響
連携が開始されることで以下のメリットがあるようです。

・サードパーティ・クッキーを利用しない配信のため、 iOS/MacOS を中心に今までリーチしていなかった新規ユーザーに配信可能
・上記により、15%の追加リーチが見込める
・ID5は他の識別子(Cookie、IDFA、ハッシュ化Eメールなど)と同様に継続的な配信により、管理画面にて設定した目標に合わせて最適化される

参考:クッキーレス環境向けターゲティング機能 ID5 データ連携開始https://criteoacademy.exceedlms.com/student/page/2017694-id5_activation_announcement?sid_i=1

Meta広告のアップデート

サイトリンク機能の追加

 サイトリンク機能の追加によって、広告に複数のランディングページを追加できるようになります。これにより、キャンペーン内でさまざまなカテゴリ、商品、お得な情報、登録、その他の最もアクセスされているランディングページをハイライトすることができます。

※この機能はまだご利用いただけない場合があります。

おかもと

元々検索広告にあった機能ですが、今回ディスプレイのMeta広告に追加されます。1つの画像に対して、複数の遷移先を訴求ができるので、今後活用できそうです。私が担当しているアパレルブランドでは、ブランドのビジュアルバナーに対して、シャツやパンツ、小物などの遷移先を設定してみたいと思います。

■配信イメージ

※サイトリンク付きの広告は、広告配置のFacebookフィードのみに配信されます。

参考:Meta広告マネージャでサイトリンクを利用して広告を作成する
https://www.facebook.com/business/help/1127018781828932

最後に

以上が2024年6月にアップデートされた運用型広告の情報です。

SORAMICHIでは、各媒体社からの最新情報を活用して、質の高いマーケティング支援を提供しています。
運用中の広告設定に関する質問や不明点がある場合は、お気軽にご相談ください。

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広告戦略の策定からデータ分析による運用最適化など広告代理店としてお客様の集客・コンバージョン獲得をワンストップで支援します。

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