プロから学ぶ!KARTE講座「KARTEでできること」「導入のメリット可視化する仕組み」
【YouTube動画まとめ記事】

この記事では、ソラミチのプロジェクトマネージャーの請園によるKARTEについての解説動画の内容をまとめています。
今回のテーマは「KARTEでできること」「KARTEを導入するときの課題と解決方法」「予算がはまらないときにどうするか」です。

目次

YouTube解説

KARTEの導入を検討される方や、サイトの運営効果を測る方法にお悩みの方は、本記事やYouTube動画を参考にしながら、私たちソラミチへもぜひお気軽にご相談ください。
▼ KARTE導入・運用支援サービス
https://www.sora-michi.co.jp/dxsolution/karte/

KARTEの基本機能についてもっと詳しく知りたい方はこちら の記事もご覧ください。
▼ KARTEとは?導入メリット・成功事例・費用を解説
https://www.sora-michi.co.jp/blog/7508

KARTEでできることは?

KARTEは「Web接客ツール」の側面を持ったツールです。KARTEの中には様々なサービスがあり、私たちが企業様へよく支援しているのが、Web設計の「KARTE Web」や「KARTE App」、裏側でデータ連携をするための「KARTE Datahub」を使ったサポートです。

ECサイトを見ると、「このような商品もおススメです」といったレコメンデーションがポップアップで表示されることがよくあるかと思います。その裏側ではこれらKARTEのサービスが動いているとイメージいただくとわかりやすいでしょう。

KARTEが向いている業種

KARTEの導入に向いている業種として、一番効率的で効果が分かりやすいのは、アパレル系などのECサイトです。お客様からの購入が発生するサイトには、効果計測や施策を考える意味でも、とても相性が良いでしょう。

また、ECサイトだけでなくメディア系の企業でも、KARTEを導入していることもあります。「何かを買う」というコンバージョンでなくても、KARTEを使って「サイト(アプリ)でユーザーにより良い体験をしてもらう」という目的で使われることもあります。特定の業種に向いているということはなく、どんな業種でも、サイトやアプリなどでユーザーが体験できるコンテンツがあれば、KARTEを使っての施策が可能です。

KARTEを使った実際の施策

KARTEを使った実際の施策として、まず一つに、「レコメンド」はよく行います。

もう一つは、サポートサイトやコラムへ誘導する、もしくはサイト内で回遊してもらい様々なコンテンツを見てもらうためのポップアップを作るということもよく行います。

KARTEの特徴の一つに「使いやすいツールである」ことが挙げられます。

マーケティングの世界では、A/Bテストをしたくても情報システム部と数々のやり取りを重ねて要件を固め、マーケティング部と情報システム部で社内調整をして、ということが往々にしてあります。

しかし、KARTEを使うことで、マーケティング部内だけで施策が完結できるようになりました。マーケティング部がサイトの一部を変えたい、画像を変更したい、ここの文章だけ少し修正したいといった場合、KARTEで対応できるので、A/Bテストのような施策をたくさん実施できるようになったという事例は多いです。

KARTEを使ったA/Bテスト

A/Bテストにおいて、例えばバナーのテキストだけ変えてAとBで比較検証する場合、分析が難しいイメージがあるかもしれません。実際にKARTEではどのように分析しているでしょうか。

バナーの文言を変えてみたり、デザインを変えてみたりと、KARTEでは色々なテストができます。答えがあるものではないので、検証しながら答えを出していくしかないのですが、分析はものすごく重要なポイントです。

KARTEを使った分析は比較的簡単です。
管理画面でその施策が何回表示され何回クリックされた、最終的に購入やページビューなどの目的に達した人がどれくらいいるかということを、管理画面から簡単に見ることができます。

分析の判断の基準として、統計的有意差がおよそ95%になったものに関しては明確に勝ち負けが付くという基準で、A/Bテストの結果を判断しています。

より細かい分析や、提案にさらに厚みを持たせたい場合は、Datahubというツールでクエリを叩いてみることも行います。セグメントを分けて細かく分析する際の基本的なA/Bテストの勝敗のつけ方としては、KARTEの管理画面やKARTEのデータを使い、統計的有意差を元に判断していきます。

KARTEだとより簡単に、しかもより正確にA/Bテストができるので、お客様の売上を効果的にアップさせるのに役立つツールであることが実感いただけるかと思います。

こちらもおすすめ

KARTEをより効果的に活用するためには、データ統合機能を持つKARTE Datahubの導入がおすすめです。
https://www.sora-michi.co.jp/blog/7377

KARTE導入時によくある課題

ここまでKARTE導入のメリットを紹介しましたが、一方でKARTE単体だけでは実現が難しいことも中にはあります。

お客様からよくいただくご相談として、「結局KARTEを導入したことで、サイト全体の数字はどれくらい向上したのかを社内で求められる」という内容があります。

例えばA/Bテストを行ってみて、トップページのバナーAで5%コンバージョンがリフトアップしたとします。別のコンテンツページのバナーBでは1%リフトアップしたとします。ではその企業全体のコンバージョンは、5%+ 1%で6%リフトアップしたかというと、そんなことはありません。A/Bテストをしても、それが積み上げ型で成果につながっていくわけではないというのが、課題として一つあります。

キャプチャ⑧

ただこの点については、A/Bテストの原則としてそういうものであるというベースがあるため、解決しがたい課題です。ここで問題になるのは、KARTEを導入して施策の勝ち負けはわかるものの、KARTEを導入しなかった場合に比べてどれくらい効果が上がったかを誰も導き出せないことなのです。ですから、私たちとしては、KARTEの導入による金額的メリットをお客様が社内でご説明できるようになっていただきたいと考えています。

KARTEとDatahub、GoogleのLookerStudioを使いながら、KARTE導入の効果を可視化する仕組みを支援の際に作っています。

KARTE導入のメリットと可視化の仕組み

KARTEの導入効果を可視化する仕組みを説明します。

お客様のページが会員登録をするようなページであれば、ユーザーIDのデータがKARTEに連携されていますし、会員登録がない場合でもCookieのデータがKARTEに連携できるようになっています。

ユーザーIDやCookieIDをKARTE側に連携して、各IDごとにその末尾で全体の10分の1ないしは5%程度を目安にして、絶対にKARTEの施策の対象にならないグループを最初に作るようにしています。

これを行うことによって、まずKARTEの施策が表示されない5~10%のグループと、残りの90%~95%のKARTEの施策が表示されるグループに分かれます。そして、この90%〜95%のKARTEの施策が表示されるグループに対してさらに、50%・50%でA/Bテストをしていくというようなご提案をしています。

そうすると、この90%~95%の人たちはKARTEの接客を経てコンバージョンにつながり、コンバージョン率は何%ですというのが、最終的にBIツールであるLookerStudioで可視化ができるようになります。

一方で、KARTEの施策が表示されない5~10%のグループに関しては、KARTEを導入しなかった場合にCVR(コンバージョンレート)がどれくらいかということをBIツールで可視化をします。

そうすると今までKARTEで色々な施策をやってきたけれども、最終的にはKARTEを導入しない場合と比較して、全体で何%ぐらいリフトアップしているというのが、お客様の社内の方に対してご説明がつきやすくなります。

私たちとしては、グラフ・データ計測をしながら各個別の施策の計測もしますし、A/Bテストの勝敗もつけます。KARTEを導入したプロジェクト全体としての採算、CVRのアップ率も支援しています。

その他ツールの導入サポート

先ほど例に挙げたLookerStudioだけでなく、他にもTableauなど色々なBIツールの支援も行っています。もう既に使っているツールについてのご相談や、コスト感が合うようなご提案、サービスの選定や構築といったところまで一貫してサポートさせていただいております。

KARTEを導入する価値

KARTEに限らず、新しくツールを導入するにはコストが発生します。高いお金を払ってでもKARTEを導入する価値はあるでしょうか?

ツール導入の際に支払った元を取れているかどうかが分からないので、導入によってどれぐらい売上が上がったかということは当然気にされるでしょう。社内でも、効果を算出しなさいという話になるはずです。

KARTE導入の費用対効果を説明できるようにするために、「KARTEを導入してCVRが何%上がったので、そのCVRをこれぐらいで見込むと金額的にはこれぐらいの価値があり、月額の費用対効果に見合っています」というように数値に基づいた説明が必要です。

実際に、支援させていただいた人材系の企業様の事例では、KARTEを導入した場合が導入していない場合に比べて、CVRが20%アップしたという結果も得られています。見るべき数値を管理し、分析することが重要です。

KARTEの代替ツール

もしKARTEがコストに見合わなかった場合、KARTE以外の代替ツールもありますが、そのコスト(課金体系)も様々です。

課金体系の主なケースとしては、ユニークユーザー数やPV数で課金されるケースが多いでしょう。他にも、そのツールの中で発火するイベント数で課金対象となる場合もあります。どうしてもサイトの特性上、PV数あたりのユニークユーザーの数が多い場合、ツールの費用が不必要に高額になってしまうケースもあるでしょう。

私たちとしては、無理にKARTEや有料のツールを導入することは行いません。例えば、GTM(Google Tag Manager)という無料のツールを使ってポップアップを出すためのテンプレートを作りましょうという提案をするケースもあります。

ポップアップや埋め込みなど、KARTEと同じようなことがGTMでもできます。ただ、効果計測がしづらくなる点があるため、KARTEのように完成されたツールで効果測定を行う方が効率的である側面も多くあります

ですが、気軽に安く簡単な仕様で施策を実施されたいという場合には、GTMでテンプレートを作ってお客様にポップアップを出していただけるように、仕組みを作っていくというような対応も行っています。

Braze(ブレイズ)社とのパートナーシップ契約

私たちSORAMICHIは、2024年の12月に、株式会社Brazeとパートナーシップ契約を締結しました。

KARTEは元々はWebのツールから発祥していますが、Braze社が提供する「Braze(ブレイズ)」はアプリから発祥しています。Brazeは海外のツールで、最近は国内でも注目されているツールの1つです。

Brazeの活用によって、あらゆるデータソースからデータを収集し、施策の実行がしやすくなることで、リアルタイムに顧客の動向を把握しやすくなります。Braze社とパートナーシップ契約を締結したことで、企業のマーケティング支援の選択肢がさらに広がり、様々な側面からのご提案が可能になります。

私たちのチームとしても、Brazeの資格取得者を増やしたり、Brazeについてもっと勉強していこうとしているところです。また別の機会に、日本ではまだ少ないBrazeの情報についても発信していけたらと考えています。

まとめ

KARTEはデータを活用してユーザー体験を向上させ、マーケティング施策の成果を最大化するツールです。導入時には効果測定が課題となることもありますが、適切な可視化の仕組みを構築すれば、成果を明確に評価できます。


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