【2025年2月更新】1月度のWeb広告関連のアップデート情報まとめ

2025年1月にアップデートされた運用型広告の情報をご紹介します。

今月アップデートがあった媒体は、Google広告・Yahoo!広告・LINE広告・Microsoft広告です。
アップデート情報は顧客や自社の広告運用に活用していきましょう。

株式会社SORAMICHI(ソラミチ)は、企業変革を戦略立案から実行まで伴走するDXコンサルティング集団です。 豊富なコンサルティング経験をもとに、マーケティング・IT戦略を踏まえた目指すべき姿を描き、高度な専門性をもって、お客様の課題解決の為に最適なソリューションを提供し、実行まで伴走いたします。

まずはお気軽にご相談ください。

目次

Google広告

P-MAXのアップデート情報

P-MAXにて以下のアップデート情報が発表されました。これまで、AIに任せていた不明瞭な設定がユーザー側でも設定できるようになり、レポートでセグメント別に確認することも可能となりました。

①ターゲティングの柔軟性向上(ベータ版)
従来は自動最適化されていた年齢層やデバイスごとのターゲティングが、ユーザーの意図に沿って調整可能になりました。これにより、ターゲットオーディエンスへのアプローチがより戦略的になり、広告効果の最大化が期待できます。

②細分化されたパフォーマンス分析
アセットグループレポートにおいて、コンバージョンをデバイス別や時間別に計測できるようになりました。これにより、各セグメントでのパフォーマンスが明確になり、広告キャンペーンの改善ポイントが具体的に把握できるようになります。

③レポートのダウンロード機能
従来オンライン上でのみ確認していたレポートが、ダウンロード可能となりました。これにより、外部ツールとの連携や社内での共有・分析が容易になり、より柔軟な運用が実現します。

今後数か月間で、レポートや分析情報などのアップデートが追加されていく予定となっています。

参考:Kick off 2025 with new Performance Max features
https://blog.google/products/ads-commerce/new-performance-max-features-2025

デマンドジェネレーションのアップデート情報

①チャネルコントロール機能が追加

YouTubeやGmail等への配信先をコントロールできるようになります。適切な配信先に設定を行うことで、さらなる成果の向上につなげることが期待されます。

■実施日
3月頃

■イメージ

②YouTube Shortsへの配信面が追加

新たにYouTube Shortsへの配信が可能になりました。フルスクリーンで没入感のあるYouTube Shortsへの広告は、ユーザーに強い印象を残すことができます。もし縦型動画をお持ちでない場合は、ビデオ拡張機能で、新しいアスペクト比で動画を再編成することも可能ですので、検討してみてはいかがでしょうか。

■実施日
2月下旬頃

③商品フィードが利用可能に。

商品フィードを利用したデマンドジェネレーション広告が利用可能になりました。これにより多くの商品をアピールすることができ、商品詳細へもシームレスに遷移することが可能になりました。

また、実店舗の在庫情報を結びつけることで、広告から近くの店舗に誘導することも可能です。

■実施日
2月中旬頃

■配信面

画像・参考:New ways to help you drive performance with Demand Gen
https://blog.google/products/ads-commerce/new-demand-gen-features-2025

Yahoo!広告のアップデート

【ディスプレイ広告(運用型)】Yahoo!ニュース プライムカバー枠にレスポンシブ(動画)の配信を開始

スマートフォン版Yahoo!ニュースの最上部に表示されるプライムカバー枠に、レスポンシブ動画が配信可能になりました。Yahoo! JAPANのブランドパネル枠とは別枠で運用されるため、異なるユーザー接点での効果的な広告が期待できます。

プライムカバー枠はYahoo!ニュースの最上部に配置されており、ユーザーの目に留まりやすい位置となっています。レスポンシブ動画を活用することで、様々なデバイスに最適化されたクリエイティブがが提供されます。

■実施日
2025年1月22日(水)

■ブランドパネルとプライムカバーの配信面の違い

画像:ディスプレイ広告(運用型)でスマートフォン版ブランドパネル枠とプライムカバー枠に配信する
https://ads-help.yahoo-net.jp/s/article/H000044333?language=ja

参考:【ディスプレイ広告(運用型)】Yahoo!ニュース プライムカバー枠にレスポンシブ(動画)の配信を開始
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20250124

【ディスプレイ広告(運用型)】絵文字の入稿対応と利用可能な記号が追加

ディスプレイ広告において、広告のタイトルに絵文字を含めることができるようになります。また、利用可能な記号の追加や記号利用ルールの緩和やキャンペーンエディターのインポート・エクスポート機能における文字コードの追加も実施されます。これに伴い、広告文に使用できる記号の数も増加しました。

絵文字を活用することで、広告タイトルにポップで親しみやすい印象を与えることが可能です。特に、食品や日用品など、消費者の日常に密着した商品・サービスとの相性が良さそうです。

実際に使用できる絵文字や記号は以下になります。

■実施日(予定)
2025年1月28日(火)

■使用可能な絵文字

▼使用可能な記号種別

画像:【ディスプレイ広告】広告に使用可能な絵文字・記号の拡大について
https://s.yimg.jp/images/ads-promo_edit/support/pdf/202501_YDA_SupportedEmojisAndSymbolsforAds_JP_RN.pdf

■記号使用のルール
・変更前
同じ記号種別の記号は、タイトル/説明文合算で2つまで。
(句読点、中点、カンマ、ピリオドについては例外で使用数の制限無し) 

・変更後
 同じ記号種別の記号は、タイトル、説明文内でそれぞれ2つまで入稿可能。
(ハイフン・イコールのみタイトル、説明文内でそれぞれ3つまで入稿可能)
(句読点、中点、カンマ、ピリオドについては使用数の制限なし)

参考:【ディスプレイ広告(運用型)】動的ディスプレイ広告 「商品閲覧履歴のあるユーザーにのみ配信」の提供終了について
https://s.yimg.jp/images/ads-promo_edit/support/pdf/202501_YDA_SupportedEmojisAndSymbolsforAds_JP_RN.pdf

【ディスプレイ広告(運用型)】サイトカテゴリーターゲティングの提供終了

ディスプレイ広告において、サイトカテゴリーターゲティングの提供が終了になります。新規設定や既存の編集が既に不可能となっており、4月以降は該当広告グループの設定解除や配信停止が実施されるため、早急な対策が必要です。

サイトカテゴリーターゲティングの代わりに、プレイスメントターゲティングやコンテンツキーワードターゲティングといった、類似のターゲティング手法が提供され、各ターゲティングの使い分けが容易になり、より柔軟で精度の高い広告配信が可能となります。

現在設定されているサイトカテゴリーターゲティングについては、速やかに他のターゲティング方法への切り替えを行うことをおすすめします。

■実施日(予定)
2025年4月9日(木)

参考:【ディスプレイ広告(運用型)】サイトカテゴリーターゲティングの提供終了について」
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20240806/?page=1

【ディスプレイ広告(運用型)】LINEスタンプショップへの広告配信開始

ディスプレイ広告において、LINEスタンプショップへの広告配信が可能となりました。これにより、これまで未開拓だったユーザー層へのアプローチが可能になり、広告掲載の幅が一層広がります。尚、配信イメージは以下のようになります。

参考:LINEサービスへの配信について
https://s.yimg.jp/images/ads-promo_edit/support/pdf/202501_YDA_LINEapp_JP_RN.pdf.pdf

1月15日に開始されたLINEアプリ内の掲載面単位での配信と合わせて活用すると、より効率的な広告配信ができるようになると思われます。

■実施日
2025年1月4日(木)

参考:【ディスプレイ広告(運用型)】LINEスタンプショップへの広告配信開始について
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20250114-01/

LINE広告のアップデート

新規配信面「LINEスタンプショップ」追加

LINE広告でもYahoo!広告と同様にLINEスタンプショップへの広告配信が可能になりました。

配信イメージはこちら(Yahoo!広告の画像までのリンクを挿入)を参照してください。

Yahoo!が持つデータとLINEが持つデータは異なるので、Yahoo!広告と組み合わせて配信することで幅広いユーザー層にアプローチすることができます。

■実施日
2025年1月20日(月)

参考:【LINE広告】1/20~ 新規配信面「LINEスタンプショップ」追加のご案内
https://www.lycbiz.com/jp/news/line-ads/20250115/?page=2

Microsoft広告のアップデート

Curate for Commerceがパイロット版で利用可能に

Curate for Commerceは、広告主が小売業者のファーストパーティーデータを活用して、より効果的な広告配信を実現できる新機能です。これまで広告主は自社サイト内で収集したデータのみを基にターゲティングを行っていましたが、この機能を利用することで、ECサイトやアプリなど小売業者が保有する実際の購買データや閲覧データにアクセスが可能となります。

詳細なユーザーデータにより、製品や類似商品のページを訪れたユーザーに対して、より精度の高いターゲティングが実現します。例えば、ボディクリームを製造するメーカーが、ECサイトでボディクリームのページを閲覧したユーザーに自社製品の広告を配信することにより、購買意欲の高いユーザーに対して効率的にアプローチできるようになります。

■実施日
未定

参考:Microsoft Advertising’s new commerce media innovations unlock growth for brands and retailers
https://about.ads.microsoft.com/en/blog/post/january-2025/microsoft-advertisings-new-commerce-media-innovations-unlock-growth-for-brands-and-retailers

Sponsored Promotions by Brands (SPB)が利用可能予定に

Sponsored Promotions by Brands (SPB)は、広告主が小売業者のECサイトやアプリに対して、よりターゲットに沿った広告配信を行うための新たな機能です。この機能を利用することで、自社商品やそれに類似する商品の掲載ページ、または関連する検索語句に基づく商品一覧ページなど、消費者が商品に関心を持つタイミングに合わせた適切な広告配信が可能となります。たとえば、あるユーザーがECサイトで特定の商品を閲覧している最中に、その商品や関連商品に関する広告が表示されることで、購買意欲がさらに高まり、効率的に商品購入へと誘導する効果が期待できます。


■配信イメージ

■実施日
2025年後期予定

参考:Microsoft Advertising’s new commerce media innovations unlock growth for brands and retailers
https://about.ads.microsoft.com/en/blog/post/january-2025/microsoft-advertisings-new-commerce-media-innovations-unlock-growth-for-brands-and-retailers

<最後に>

以上が2025年1月にアップデートされた運用型広告の情報です。

SORAMICHIでは、各媒体社からの最新情報を活用して、質の高いマーケティング支援を提供しています。

次回もアップデート情報をお届けしていきますので、またご覧ください。

運用中の広告設定に関する質問や不明点がある場合は、お気軽にご相談ください。

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