KARTEを使ってWebサイトを改善!ABテスト機能をご紹介

「Webサイトからのお問い合わせが増えない」
「KARTEを導入しているが、うまく機能を使いこなせない」
「ABテストをしたいがどのツールを使用したらいいかわからない」
このようなお悩みを抱えている方に向けて、今回は「KARTEのABテスト機能を使用したWebサイト改善」について解説します。
まずはKARTEの基本を知りたい方はこちら
▶ KARTEとは?導入メリット・成功事例・費用を解説
Webサイト改善をする前に
Webサイト改善をする前に、まずWebサイトの課題や目的を明確にし、その後、効果検証まで一連して行うことが効果的なサイト改善につながります。
「現状の把握→分析・課題の発見→改善案・手法の決定→実装→効果検証」
上記のフローでPDCAを回していくことが重要になります。
Webサイト改善に役立てられるKARTEのABテスト機能
KARTEには、ABテストを容易に実施できる機能が備わっています。
ここでは、KARTE ActionとKARTE Blocksの機能をご紹介します。
ABテストとは…サイトのパフォーマンスを改善させるWEBマーケティングの手法の一つです。WebコンテンツやデザインをAパターン、Bパターンのように2つ以上用意し、特定の期間内でどちらがより高い成果を得たかをテストすることができます。
-KARTE Action「接客サービス」
KARTE Actionは、顧客⼀⼈ひとりに合わせて、最適な接客を作成できる機能です。
この機能を利用することで、豊富なテンプレートによりすぐに実行に移すことができ、さらに分析・検証まで行うことができます。
KARTE Actionの接客サービス機能では、Webサイト上にポップアップや埋め込みを実装する際に、1施策の中で複数のアクションを実施することが可能です。
KARTE上でのアクションとは、接客サービスで表示するクリエイティブのことを指します。
また、KARTE Actionを使用して接客サービスを作成する際には、異なるアクションを追加してAパターンとBパターンを作成します。
これにより、同期間内に自動で接客の出し分けがされて各接客の結果を比較できるようになります。利用者に対して最適なアプローチを見つけ出し、効果的な接客施策を展開することが可能です。
▼アクション作成時のポイント
・未実施時パターンの設定
アクションを作成する際には、接客の成果を正確に評価するために、未実施時のパターンを設定します。これにより、テスト対象の変数の影響を受けないユーザー・グループが追加され、結果の測定に必要な比較データを取得できます。
・配信率の設定
接客サービスを作成する際には、アクションの配信率を柔軟に設定できます。ABテストを行う場合、AパターンとBパターンの配信率は同じ比率に設定することが重要です。これにより、効果的な比較が可能となり、最適な接客の戦略を見つけ出すことができます。
-KARTE Blocks
KARTE Blocksは、Webサイト上の各要素をブロックとして捉え、複数のブロックをノーコードで直感的に編集できる機能です。KARTE Actionの「接客サービス」ではポップアップ等の施策内でしかABテストを実施できませんが、KARTE Blocksの機能によりWebサイトの各要素で実施可能となりました。。
さらに、各ブロックごとに数値計測が可能なため、ブロックごとの成果を可視化できるところもKARTEの特長になります。以下のようにWebサイト内の文字や画像を1つのブロックとして捉えて、それぞれのブロックでABテストを行うことができます。これにより、効果的な改善策の発見が可能になります。
▼設定方法
BlocksのページからABテストを実施するページを選択し、配信条件の作成から施策を作成します。
作成ページの中のパターン作成から、ABテストの設定ができます。
パターンを追加して、配信率を決めます。
編集ページでは、AパターンとBパターンを実際のWebサイト画面を見ながら直感的に設定ができます。KARTE Blocksが提供するこの機能により、実装後のWebサイトのイメージを把握できるため、変更が行いやすくなります。実際のページを見ながら編集できることは、KARTE Blocksのポイントの一つです。
-Action AI
KARTE Actionに「AIアシスト機能」が搭載され、次のようなことが可能になりました。
- 配信対象ユーザーの自動最適化
KARTEがリアルタイムでユーザー行動を解析し、配信対象を自動で最適化効果がマイナスの「ディメンション」を持つユーザーを除外し、配信効果を向上。 - A/Bテストの自動収束(β版)
機械学習を活用し、より成果の高いパターンへ配信比重を自動変更し、A/Bテストの勝利パターンを段階的に収束処理。
これにより、ABテストの実行と最適化がより効果的に実現可能になります。
参考:https://cxclip.karte.io/casestudy/tips/automatic_delivery_optimization/
ABテストの効果検証方法
ABテストを実装した後は、効果的なサイト改善に向けて適切な効果検証が重要です。
KARTEでは、効果検証においても視覚的に判断しやすい機能が備わっています。
KARTE Actionでは、接客アクションごとに効果を計測できます。
KARTE Blocksでは、パフォーマンスの良し悪しを配信パターン毎・ブロック毎に、集計・比較・評価することができます。
参照:KARTE Academy(https://academy.karte.io/)
集計データを用いて、ABテストの異なるアクションを比較・分析して、最も効果的なアクションを確認しましょう。これにより、次の施策やサイト改善に役立てることができます。
▼効果検証のポイント
ABテストを実施する際には、期間を定めて計測を行うことが重要です。ユーザー数が限られている場合、明確な結果につながらない場合もあります。テスト結果に有意差が出ない場合でも、一定の効果検証期間内で定期的に数値検証を行い、どのパターンに優位性があるのかを判断するようにしましょう。
最後に
KARTEはABテストを実施するのに非常に使いやすいツールです。Webサイト改善のために施策を打ちたい、簡単にABテストを実施してみたいと検討している方は、ぜひKARTEを導入してみてはいかがでしょうか。
SORAMICHIでは、KARTEの導入支援から運用まで幅広くサポートを提供しています。仮説の立案から効果の検証まで、伴走してPDCAを回すサポートが可能です。
ぜひお気軽にご相談ください。
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