Threads(スレッズ)広告とは?費用・設定方法・効果的な運用のコツ【2026年最新】

Threads(スレッズ)広告とは、Meta社が運営する「Threads」のフィードに配信されるインフィード型広告で、Meta広告マネージャーからInstagram・Facebook広告と同じ管理画面で出稿できます。2026年1月に全世界へ展開され、MAU4億人超に成長した新しい配信面です。CPMが安く先行者メリットを取りやすい一方、独自の注意点もあるため、少額のテスト配信から始めるのが定石です。
Meta社が運営するテキスト中心のSNS「Threads(スレッズ)」は、2023年7月のリリースからわずか5日で1億ユーザーを突破し、現在では月間アクティブユーザー数が4億人を超えるまでに成長しました。
長らく「広告のないSNS」として知られてきたThreadsですが、2025年のテスト配信を経て、2026年1月にはついに全世界・全ユーザーへ広告配信が拡大。FacebookやInstagramに続く、Meta広告の新しい配信面として本格的に使えるようになりました。
この記事では、Threads広告とは何かという基本から、費用の目安・出稿の設定手順・Instagram広告との違い・効果的な運用のコツまで、2026年時点の最新仕様にもとづいて解説します。これから出稿を検討している企業のマーケティング担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
Threads(スレッズ)広告とは?
Threads広告とは、Meta社が運営するテキストベースのSNS「Threads」のフィードに配信される広告のことです。ユーザーの投稿(ポスト)と投稿の間に自然に挿入されるインフィード型で表示され、「広告」「Sponsored」と明示されます。
最大の特徴は、FacebookやInstagramと同じ「Meta広告マネージャー」から設定・運用できる点です。新しい専用ツールを覚える必要はなく、既存のMeta広告のアセット(ピクセル・オーディエンス・クリエイティブ)をそのまま活用できます。
なお、Threads広告を出稿するにはInstagramアカウントが必須です。Threads単独で新規アカウントを作る必要はなく、既存のInstagramプロフィールを配信元(名義)として利用できます。
Threads広告が配信できるようになるまでの経緯
Threadsの広告は、一気に全世界へ展開されたわけではなく、約1年かけて段階的に拡大してきました。流れを押さえておくと、媒体の「今」が理解しやすくなります。
| 時期 | できごと |
| 2023年7月 | Threadsリリース。5日で1億ユーザーを突破 |
| 2025年1月 | 米国・日本でパイロット(テスト)広告配信を開始 |
| 2025年4月 | 全世界の適格広告主に開放(ただし広告の配信先は30カ国超に限定)。当初は画像広告中心、のちに動画にも対応 |
| 2025年10月 | カルーセル広告・Advantage+カタログ広告に対応、4:5比率も追加 |
| 2026年1月 | 全世界・全ユーザーへ広告配信を拡大(本格展開が完了) |
ここで注目したいのは、日本が米国と並ぶ最初期のテスト市場だったことです。日本の広告主にとっては、比較的早い段階からノウハウを蓄積できる環境にあったといえます。
Threadsのユーザー規模と特性(2026年最新)
2026年時点の最新データは以下の通りです。
・月間アクティブユーザー(MAU):4億人超
・デイリーアクティブユーザー(DAU):モバイルで約1億4,000万人(2026年1月時点のSimilarwebデータ。同じ「モバイルDAU」の指標でXの約1億2,500万人を上回ったと報じられました。※総DAUの比較ではない点に注意)
・テキスト中心SNSとしては、X・Redditに次ぐ規模に成長
ユーザー層としては、X(旧Twitter)から流入した層や、30〜50代のビジネスパーソンが多いとされ、従来のInstagram・Facebookでは接触しづらかった層にリーチできる点が広告媒体としての魅力になっています。また、Threadsは「会話型・テキスト中心」の文化を持つため、議論や共感を生むコンテンツと相性が良いのも特徴です。
Threads広告で使えるフォーマット(2026年最新)
ここは旧情報や一部の古い解説記事と最も食い違いが生まれやすいポイントです。サービス開始当初は「シングル画像・シングル動画のみ」「カルーセルやカタログは非対応」でしたが、2025年後半のアップデートでフォーマットが大きく拡張されました。
現在対応している広告フォーマット
・シングル画像広告
・シングル動画広告(短尺推奨)
・カルーセル広告(2〜10枚のカード)※2025年10月対応
・Advantage+カタログ広告(Threads上ではシングル画像・画像カルーセルが中心)※2025年10月対応
・アプリ広告
「画像とテキストの組み合わせ」がThreadsの世界観になじみやすく、特にテキスト(コピー)の質が成果を大きく左右するのがこの媒体の特徴です。
Threadsに配信されない(除外される)仕様
一方で、以下のオプション・形式・リンク先を使うと、Threadsには広告が配信されない場合があります。Instagramフィードなど他の配置とセットで運用する際は把握しておきましょう。
| 区分 | 配信されない主な要素 |
| 広告フォーマット | コレクション広告 など(フィード横スクロール系の一部) |
| 広告の形式 | Instagramショップ広告などのショッピング連携広告 |
| リンク先 | アプリ内のダウンロード誘導やインスタントフォーム(リード獲得フォーム)にリンクする広告 |
| クリエイティブ要素 | ハッシュタグ、本文中のURL(サポート対象外) |
※Threadsは仕様変更が頻繁なため、最新の対応状況はMeta広告マネージャーの入稿画面で都度確認することをおすすめします。
Threads広告の費用目安
「いくらから始められるのか」「単価の相場は?」は、出稿前に最も気になるポイントです。結論から言うと、Threads広告はMeta広告の一部であるため、Instagram・Facebook広告と同じ課金システムで、少額からでも始められます。
課金方式
Threads広告では、目的に応じて主に以下の課金方式が使われます。
・CPM課金(インプレッション課金):1,000回表示ごとに費用が発生。ブランド認知の拡大に向く
・CPC課金(クリック課金):クリックごとに費用が発生。サイト誘導など
・CPA最適化(コンバージョン最適化):購入やリード獲得に最適化して配信。ただし課金自体はCPM/CPCベースで発生
単価の相場(目安)
具体的な単価はターゲティング・業界・クリエイティブの質によって変動しますが、一般的なMeta広告の相場を目安にできます。
| 課金方式 | 相場の目安 |
| CPC(クリック単価) | 約50円〜300円 |
| CPM(1,000回表示あたり) | 約200円〜800円 |
ポイントは、Threadsはまだ広告主の参入が少なく、広告枠の競争が穏やかなため、CPMが他の配置より安く出やすい傾向にあることです。海外の早期事例では、InstagramよりCPMが30〜40%程度低く出たという報告もあります。競合が増える前の「先行者メリット」を取りやすい局面といえます。
最低出稿金額・予算の考え方
Threads広告にはMeta広告として明確な最低出稿金額の制限はなく、1日あたり数百円〜数千円の小予算からでも出稿可能です。ただし、効果を正しく検証するには一定のデータ量が必要なため、実務上は以下の進め方が現実的です。
・まずは1週間以上・小さめの予算でテスト配信し、配信量と反応の安定度を確認する
・配信が安定してきたら、成果を見ながら段階的に増額する
・配信量がまだ不安定な媒体のため、短期間の数字だけで判断しない
Threads広告のメリット
Threads広告には、他のMeta広告にはない強みがあります。
1. 新規オーディエンスにリーチできる
Xからの流入層や30〜50代のビジネス層など、InstagramやFacebookでは届きにくかった層に接触できます。新規開拓を狙う広告主にとって大きな意味があります。
2. CPMが安く、エンゲージメントが高く出やすい
広告枠が飽和していないため、ユーザーが広告に見慣れておらず、クリック率や反応率が高く出やすい局面です。
3. Meta広告の資産をそのまま活用できる
カスタムオーディエンス、類似オーディエンス、Advantage+など、Instagram・Facebookで蓄積したターゲティング資産を流用でき、別途ピクセルやデータ設定は不要です。学習コストが低いのも利点です。
4. UGC(口コミ)拡散と相性が良い
ThreadsはXに近い「オープンな会話の場」であり、広告がリポスト(再投稿)された場合でも追加課金は発生しません。シェアされる広告を作れれば、費用以上のリーチを獲得できます。
Threads広告のデメリット・注意点
メリットの一方で、新しい媒体ならではの注意点もあります。
1. 配信量が不安定
広告在庫がまだ成熟途上で、日によって表示量や成果にばらつきが出ることがあります。短期で見限らず、1週間以上の配信結果で評価しましょう。
2. ブランドセーフティへの配慮が必要
会話中心のSNSであるため、自社広告が不適切な投稿の近くに表示されるリスクがあります。Metaのインベントリフィルターや、DoubleVerifyなどのブランドスータビリティツールを活用しつつ、配信面をモニタリングする姿勢が欠かせません。
3. Threadsだけの成果が見えにくい
他の配置とまとめて配信されることが多く、Meta広告マネージャーの初期表示ではThreadsの成果が埋もれがちです。後述の「プレースメント別レポート」で必ず分解して確認しましょう。
Threads広告とInstagram広告の違い
「すでにInstagram広告をやっているが、Threadsにも配信する意味はあるのか?」という疑問はよく聞かれます。両者はどちらもMeta広告として同じ管理画面・同じターゲティングで運用できますが、媒体特性は明確に異なります。
| 比較項目 | Threads広告 | Instagram広告 |
| 媒体の性格 | テキスト中心・会話型 | ビジュアル中心 |
| 主なユーザー層 | X流入層、30〜50代のビジネス層など | 幅広い年代、ビジュアル感度の高い層 |
| 効くクリエイティブ | コピー(テキスト)の力、問いかけ型 | 写真・動画など視覚的な訴求 |
| 広告枠の競争 | まだ少なく、CPMが安い傾向 | 成熟しており競争が激しい |
| 主な広告フォーマット | 画像・動画・カルーセル・カタログ・アプリ | 画像・動画・カルーセル・ストーリーズ・リールなど多彩 |
| 出稿の前提 | Instagramアカウントが必須 | Instagramアカウント |
使い分けの考え方としては、「どちらか一方」ではなく併用がおすすめです。Instagramでビジュアル訴求しつつ、Threadsでは会話を生むテキスト訴求でブランドへの共感を育てる、といった役割分担が有効です。InstagramのリールやストーリーをそのままThreadsに転用するのは避け、テキスト中心のフィードになじむ形に作り替えるのがポイントです。
Threads広告とX(旧Twitter)広告の違い
Threadsはテキスト中心SNSであり、同じカテゴリの直接的な競合はX(旧Twitter)です。「テキスト型SNSに広告を出すなら、ThreadsとXのどちらが良いのか」は、出稿先を検討する際に最も知りたい比較軸といえます。両者の主な違いを整理します。
| 比較項目 | Threads広告 | X(旧Twitter)広告 |
| 媒体規模 | MAU 4億人超/モバイルDAU約1.4億人 | MAU 約6億人/収益化対象DAU(mDAU)はそれ以上の規模 |
| 広告管理ツール | Meta広告マネージャー(Instagram・Facebookと共通) | X独自の広告マネージャー |
| ターゲティング・計測基盤 | Metaの成熟した基盤をそのまま活用 | キーワード・興味・行動・CRMなどに対応、計測基盤はMetaほど成熟していないとの評価が一般的 |
| 媒体カルチャー | 「怒りの少ない会話」を志向。コミュニティ・共感型 | 速報性・ニュース・トレンド・リアルタイム性が強い |
| 競争環境・単価 | 新興面ゆえ競争が穏やかで、CPMが安く出やすい | 確立された媒体で、目的・時期により単価は変動 |
| 運用ノウハウ | まだ発展途上(先行者メリットを取りやすい) | 長年の配信データ・ノウハウが蓄積 |
ざっくり言えば、「速報性・リアルタイムの話題性」を重視するならX、「Metaの成熟したターゲティング・計測をそのまま活かしつつ、競争の少ない新しい面で効率よくリーチしたい」ならThreadsという整理ができます。すでにMeta広告を運用している企業にとっては、新しいツールを覚える必要がなく既存資産を流用できるThreadsの導入ハードルは低いといえます。
Threads広告が向いている業種・商材
Threadsは「テキスト中心・会話型」という媒体特性があるため、相性の良し悪しがはっきり出やすい面があります。自社の商材が合うかどうかの判断材料にしてください。
向いているケース
・ストーリーや世界観、思想・こだわりを言葉で伝えたいブランド(D2C、こだわり系食品、ライフスタイル雑貨など)
・ユーザーとの対話・共感を育てたい商材(生活密着型の日用品、サービス業など)
・30〜50代のビジネス層・情報感度の高い層にリーチしたい商材(BtoB、ガジェット、書籍・メディアなど)
・認知拡大やUGC(口コミ)の起点づくりを狙いたいフェーズ
慎重に検討したいケース
・ビジュアルのインパクトが購買を強く左右する商材(Instagram・リールの比重を高める方が効率的なことが多い)
・横スクロールのカタログ表示やショッピング連携を前提とした、複雑なEC導線(一部フォーマットが未対応のため)
・即時の刈り取り型コンバージョンだけを短期で最大化したい場合(配信量がまだ不安定なため、まずはテスト前提で)
いずれの場合も、最初から大きく張るのではなく、少額でテスト配信し、自社商材との相性を見極めてから判断するのが定石です。
Threads広告の設定方法・出稿手順
ここからは、Meta広告マネージャーでのThreads広告の出稿手順を解説します。基本はInstagram・Facebook広告と同じ流れです。
事前に準備するもの
・Meta広告マネージャーにアクセスできるMetaビジネスアカウント
・Meta Business Suiteに連携したビジネス用Instagramアカウント
・ThreadsとInstagramのユーザー名を一致させておく(Meta Business Suiteでの広告実行・アカウント権限の管理や、配信・アトリビューションを正しく機能させるために、実質的に必須となるケースが多いため、出稿前に揃えておくのが安全です)
ステップ1:キャンペーンを作成し、目的を選ぶ
Meta広告マネージャーで「+作成」をクリックし、新規キャンペーンを開始します。Threads広告が対応している主な目的は次の通りです。
・認知:できるだけ多くの人に広告を見せたい(CPMが安いThreadsの強みを活かしやすい)
・トラフィック:サイトやアプリへの誘導を増やしたい
・売上:購入や申し込みなどコンバージョンを最大化したい
迷ったら、まずは「認知」から始めてThreadsユーザーの反応を見るのが安全です。
なお、「売上」(コンバージョン)目的を選ぶ場合は、事前にMetaピクセル(またはコンバージョンAPI)の設置と、最適化したいコンバージョンイベント(購入・申込など)の設定が必要です。認知・トラフィック目的ではこの設定は不要なため、目的に応じて準備物が変わる点を押さえておきましょう。

ステップ2:配置(プレースメント)でThreadsを有効にする
配置の設定には2つの方法があります。
・Advantage+配置(自動配置):Metaの機械学習が最適な配置を自動で選びます。ThreadsはAdvantage+配置にデフォルトで含まれており、特別な設定なしで配信が始まります。工数を抑えたい初心者向け。
・手動配置:配置先を自分でコントロールしたい場合に選択します。プレースメント一覧から「Threads」にチェックを入れます。
まずは自動配置で全体の動きをつかみ、Threadsの配信量や反応を見たうえで、必要に応じて手動配置でThreadsの比率を調整するのが現実的です。

ステップ3:予算・スケジュール・ターゲティングを設定する
「1日の予算」または「通算予算」と、配信期間を設定します。前述の通り、最初は小さめの予算でのテストがおすすめです。
ターゲティングはMeta広告の機能をそのまま使えます。
・基本属性(年齢・性別・地域):まず広めに設定し、反応の良い層を見極めてから絞る
・興味・関心:旅行・ガジェット・美容など、潜在層に接触
・カスタムオーディエンス:自社サイト訪問者やInstagramのエンゲージメント実績者など
・類似オーディエンス:既存顧客やフォロワーを基に見込み層を拡張

入札・最適化の設計について:はじめは入札方式を自動入札(最高ボリューム/最大数量)に任せ、Metaの機械学習に成果最大化を委ねるのが無難です。慣れてきたら、目標CPAや入札上限を設定する手動寄りの設計に切り替えます。また、コンバージョンが少ない初期は、購入のような「重い」イベントだけで最適化すると学習が進みにくいため、ランディングページビューやカート追加など「軽め」のイベントで最適化して配信データを貯め、段階的に下流のイベントへ移すと安定しやすくなります。
ステップ4:クリエイティブと名義(プロフィール)を設定する
広告の「名義」セクションで、配信元となるThreadsプロフィール(またはInstagramアカウント)を確認します。Threadsプロフィールが自動入力されていない場合は手動で選択します。
クリエイティブの推奨仕様は以下の通りです。
| 項目 | 推奨内容 |
| 画像形式 | JPG / PNG(高解像度推奨) |
| 動画形式 | MP4 / MOV(短尺推奨。冒頭3秒で要点を。会話型フィードでは15秒前後の短い動画が好まれる傾向) |
| アスペクト比 | 1:1(1,080×1,080)または 4:5(1,080×1,350) |
| メインテキスト | 推奨80〜160文字(モバイルでは約125文字以降が「続きを読む」で折り畳まれるため、要点は前半に配置) |
| 使用不可 | ハッシュタグ、本文中のURL |

ステップ5:内容を確認して公開する
すべての設定を見直し、Threadsの配置が有効になっていることを確認したうえで「公開」します。配信開始後は、次のセクションのレポートで成果を必ずチェックしましょう。
サイトへの誘導はどうする?リンク・CTAと遷移先の設計
「本文中にURLが使えないなら、どうやってサイトへ誘導するのか?」は、実務担当者が最もつまずくポイントです。Threadsには独自の仕様があるため、ここを理解しておきましょう。
Threadsには明示的なCTAボタンが表示されない
Meta公式の案内によると、現時点のThreadsフィード広告のデザインには、独立した「CTAボタン」が表示されません。代わりに、ユーザーが見出し(ヘッドライン)やメディア(画像・動画)をタップすると、設定した遷移先(リンク先)へ直接移動します。動画の場合は、タップで没入型プレイヤーが開き、そこから遷移先へ進む導線になります。
つまり、
・遷移先URLは広告の設定(広告レベル)で指定する(本文に貼るのではない)
・CTA(「詳しくはこちら」など)は他の配置(Instagramフィード等)向けに設定しておくが、Threads上では明示的なボタンとしては出ない
・ブランドアイコンをタップすると、広告主のThreadsアカウントへ遷移する
という挙動になります。誘導を成立させるには、見出しとクリエイティブそのもので「続きを見たい」と思わせる設計が、他媒体以上に重要になります。
遷移先(ランディングページ)の最適化が成果を左右する
CTAボタンが目立たないぶん、タップしてくれたユーザーを取りこぼさないために、遷移先のLP(ランディングページ)の質が成果を大きく左右します。特に以下を確認しましょう。
・モバイル最適化:Threadsの利用はほぼスマホ。スマホで読みやすく、操作しやすい設計か
・表示速度:読み込みが遅いと離脱に直結する
・メッセージの一貫性:広告のコピー・トーンとLPの内容がずれていないか(会話型で期待を持って来たユーザーを裏切らない)
・next actionの明確さ:LP側のCTA(購入・申込・資料請求など)が分かりやすいか
効果的な運用のコツ
Threadsならではの「勝ちパターン」を作るためのポイントを紹介します。
1. 質問型・問いかけ型のクリエイティブを使う
Threadsは会話型SNSのため、一方的な訴求より対話を誘発する表現が効果的です。「あなたならどちらを選びますか?」といった質問形式の広告が、通常の広告に比べて高いエンゲージメントを記録した事例も報告されています。
2. オーガニック投稿のデータを広告に転用する
Threadsには投稿の閲覧数やエンゲージメントを確認できるインサイト機能があります。反応の良かったテーマやコピーを広告クリエイティブに転用すれば、低コストで「勝てる切り口」を見極められます。
3. ブランドのトーンを広告に落とし込む
家庭用品ブランドが「こんな悩み、ありませんか?」と課題提起型のコピーで共感を生んだり、BtoB企業が「職場でこんな経験ありませんか?」と親近感のある問いかけで見込み客を獲得したりと、ブランドの姿勢を反映した広告が成果につながりやすい傾向があります。
4. 配信スケジュールをテストする
平日昼/夜間/週末などで反応が変わることがあります。時間帯別に成果を分析し、配信を最適化しましょう。
弊社EC案件のMeta広告配信におけるとある広告セットのThreads配信実績では、CPMがInstagram比78%程度安価となる結果となった。
(CPM Threads: ¥286 vs Instagram: ¥1,274)
また、コンバージョン獲得観点でも、CPAが79%程度圧縮できる結果となり、広告の効率的な配信に繋がる場合がある。
(CPA Threads: ¥597 vs Instagram: ¥2,811)
効率的な配信に繋がる一方で、Threads単体での配信は不可となっており、Instagramと併用しての配信が必須となるため個別最適化が難しい。
(配信寄せが不可能)
とはいえ、比較的新しい配信面であるため、今後のアップデートや仕様変更をいち早くキャッチアップすることで他社のMeta広告の運用と差をつけられるポイントになるかもしれない。

効果測定:プレースメント別レポートを必ず確認する
Threads広告の効果を正しく測るには、配置(プレースメント)別のレポートが欠かせません。Meta広告マネージャーの初期表示は全配置の合算値になっており、Threadsの成果が埋もれてしまうためです。
レポート画面で「内訳」→「配置別」を選ぶと、Threadsだけの数値を確認できます。
・CTR・CPC・コンバージョン率などの主要指標を配置別に分解する
・静止画 vs 動画、質問形式 vs 通常コピーなど、クリエイティブごとに比較する
・良かった切り口を次の配信に反映し、PDCAを回す

まとめ
かつて「広告のないSNS」だったThreadsは、2026年に全世界・全ユーザーへの広告配信が完了し、Meta広告の有力な新配信面となりました。
・Meta広告マネージャーから設定でき、学習コストが低い
・CPMが安く、エンゲージメントが高く出やすい今は先行者メリットを取りやすい局面
・画像・動画に加え、カルーセルやカタログ広告にも対応済み
・少額からテストでき、Instagram広告との併用で役割分担できる
一方で、配信量の不安定さやブランドセーフティ、プレースメント別の効果測定など、新しい媒体ならではの注意点も押さえておく必要があります。
InstagramやFacebookで培った知見を活かしつつ、Threads特有の「会話型・テキスト中心」の文化に合わせた運用を実践すれば、新しい顧客接点と成果を獲得できるはずです。まずは小さくテスト配信から始めてみてはいかがでしょうか。
- Threads広告だけを単独で配信できますか?
-
手動配置でThreadsを選択することで、配信比率をコントロールできます。
Advantage+配置ではThreadsを含む複数の配置に自動で配信されますが、Threadsに絞りたい場合は手動配置から設定します。最新の選択可否は広告マネージャーの配置画面でご確認ください。
- Threadsのオーガニック投稿をそのまま広告にできますか?
-
現時点ではできません。
広告として宣伝できるのはFacebook・Instagramの既存投稿が中心で、Threads向けの広告は新規に作成する必要があります。
- いくらから出稿できますか?
-
明確な最低出稿金額の制限はなく、1日あたり数百円〜数千円の少額から始められます。
ただし効果検証には一定のデータ量が必要なため、まずは数千円規模で1週間以上テストするのがおすすめです。
- Instagram広告をやっていればThreadsにも配信されますか?
-
はい、Advantage+配置ではThreadsがデフォルトでオンのため自動的に配信されます。
不要な場合は手動でオプトアウトできます。
- Threads広告の効果はどうやって確認すればよいですか?
-
Meta広告マネージャーのレポートで「内訳:配置別」を選ぶと、Threadsだけの数値を確認できます。
初期表示は全配置の合算値になっているため、CTRやCPCなどの指標は必ず配置別に分解して評価しましょう。


