プロから学ぶ!Meta広告【不動産業界勝ちクリエイティブ篇】【YouTube動画まとめ記事】

この記事では、ソラミチで実際に広告運用を担当している木下による、Meta広告についての解説動画の内容をまとめています。
今回のテーマは「ターゲティングのポイント」「クリエイティブの勝ちパターン」です。

目次

YouTube解説

プロから学ぶ!Meta広告【不動産業界勝ちクリエイティブ篇】

Meta広告をはじめ、インターネット広告運用にお悩みの方は、本記事やYouTube動画を参考にしながら、私たちソラミチへもぜひお気軽にご相談ください。
▼ インターネット広告サービス
https://www.sora-michi.co.jp/business/online_advertising/

今回ご紹介するMeta広告について、事例についてもっと詳しく知りたい方はこちら の記事もご覧ください。
▼ Meta広告CPA130%改善!インハウス運用の課題に伴走した広告運用支援事例
https://www.sora-michi.co.jp/case/renoveru

Meta広告の最近のニュース

早速ですが、まずは最近のMeta広告における新しいニュースからご紹介したいと思います。

直近のトピックとして、フレキシブル広告フォーマットがあります。Meta側で配置面やユーザーの特性を踏まえて、「この広告が一番ユーザーに合うのではないか」というフォーマットを、自動的に出し上げてくれる機能が実装されているものです。

また、2年程前からMetaではASCという「ターゲティングもMeta側にお任せください」といった内容のキャンペーンが新しくリリースされました。Googleだけではなくて、MetaでもAIが非常に進歩して来ていると感じます。

Meta広告が合う商材

Meta広告は、どのような商材やお客様に合っているでしょうか。我々はEC、不動産、旅行など、若いユーザーが非常に多い、例えばInstagramなんかは非常に相性が良いと考えています。

Meta広告は認知寄り?

SNS広告は認知寄り、いわゆる「認知度を高めるための広告」というイメージがある方も多いかもしれません。確かに一定数の広告は、認知広告として向いているものもあります。ですが、商材によってはユーザー獲得に向いている商材もあるのです。例えばこの後ご紹介する「不動産」は、Googleにも負けず劣らずしっかりとユーザー獲得ができる良いフォーマットになっています。

不動産業界の勝ちパターン

それではここから、不動産業界でMeta広告運用がうまくいっている実際の事例や勝ちパターンについて紹介していきます。

ここではまず、ターゲティングクリエイティブの大きく2つに分けて解説していきましょう。

ターゲティングの勝ちパターン

ターゲティングの中でもさらに大きく分けると、「一度サイトに訪問したことがある人に対するリターゲティング広告」と、「サイトにまだ訪れていない人に対してのターゲティング広告」があります。

リターゲティング広告は、フィード広告を使った動的リマーケティングというのが一番効果的であると考えています。というのも、実際にユーザーがホームページで閲覧している物件を広告として表示させることができるので、より興味を引きやすい広告になっていて、パフォーマンスもとても安定していますし、CPA(顧客獲得単価)も安く取れているような広告になっています。

一方、リターゲティングに対し、サイトを訪れたことがないユーザーに対してのターゲティング広告についてです。弊社ソラミチでもPDCAを色々と回しながらやっていますが、不動産業界で言うと、例えば「マンション」「アパート」「一軒家」など不動産関連のキーワードに興味を持っているユーザーをターゲティングしたりしています。

他には、ライフイベントに合わせてターゲティングすることもあります。例えば婚約中とか、結婚している、転職している、子供がいるなど、ライフイベントに合わせて引っ越しそうなタイミングのユーザーをターゲティングするなどです。あとは、引っ越し業者に興味を持っているユーザーをターゲティングするのも、結構パフォーマンスが良いですね。

また、商材によって多少変わる所ではありますが、同じ不動産の中でも不動産の「購入」の場合は、年収が高いユーザーが比較的多い傾向にあるので、例えば大企業に勤めている人や経営者のあたりをターゲティングして配信します。

クリエイティブの勝ちパターン

では次に、広告のクリエイティブについて紹介していきます。クリエイティブでは大きく3パターンの「勝ちバナーの傾向」があります。

勝ちバナーの1つ目の傾向として、バナーの文字が大きく、複数枚の画像が1つのバナーの中に入っており、青色のCTAボタン(ユーザーの行動を促すようなボタン)があるもの、というのが挙げられます。参考例として、下記の画像をご覧ください。

文字をしっかり大きくしてあげることで視認性を上げるというところと、色々な画像を複数枚使うことで多角的に訴求できるというところが、大きなポイントになっています。

それから、CTAボタンを設置したバナーの方がCTAボタンを設置しなかったバナーよりもCTR(クリック率)が高かったとわかったので、CTAボタンは設置するようにしています。

このバナーの色も何回も色々とテストを行ってみましたが、青が最も勝てる傾向にあることがわかりました。

2つ目の勝ちバナーの傾向は、外装の画像の上に青のCTAボタンを載せ、スライドショーにした広告というものです。こちらも次の参考画像をご覧ください。

色々なマンションや物件の画像を様々にテストしているのですが、特に夜の風景で暖色系のライトがある外観バナーが、現状の勝ち傾向になっています。

スライドショー広告は、1秒〜2秒でどんどん自動的に次の画像にスライドしていくフォーマットを使った広告です。スライドショー広告を使うことによって、ユーザーに対して数々の物件の画像を見せることができるので、大変パフォーマンスが良いバナーになります。

そして最後の勝ちバナーの傾向として挙げられるのが、複数枚の画像を使ったカルーセル広告です。次の参考画像をご覧ください。

1枚目に複数の画像を使うことで、初見の時点でたくさんの訴求ができるので、1枚目に画像が1つしかないバナーよりもCTRやCVR(コンバージョン率)がとても高くなりやすい傾向があります。例えば部屋の内装の画像とエントランスの画像と…というように画像を組み合わせることで、ユーザーの興味をより引きやすくなります。特にエントランスやラウンジ、リビングの画像を使うと、反応が良い印象がありますね。

そして2枚目以降の画像では、ラウンジとかエントランスなどそれぞれがわかる画像を1枚大きく出してあげることで、ユーザーにじっくり見てもらいやすくなります。

勝ちパターンによる改善結果

では勝ちバターンのバナーによって、実際にどのくらい変化があったのか、具体的に解説していきたいと思います。

CTRの改善結果は?

まずはクリック率にどのくらい改善があったのかを見ていきましょう。

キャンペーンによって多少数字の差はありますが、従来の平均が大体CTR1%ほどだったものに対し、青文字のCTAを入れたバナーに変更したことによってCTRが1.5%ほどに改善しました。これは結構大きな改善かと思います。ソラミチの広告チームもお客様も、「かなり伸びたね」というような印象を持っています。

CPAの改善結果は?

では次にターゲティングの部分で、勝ちパターンによってCPAはどれくらい改善されたのでしょうか。

従来のターゲティングだとCPAが8万円〜10万円だったのが、勝ちパターンの場合はCPAが3万円〜5万円ほどで取れています。ターゲティングによって大きくパフォーマンスが開いてくるので、PDCAを回しながら「もっと安く取れるターゲティングはないか」と常に探しているところです。

このように実際に数字で結果が残っているので、ご紹介したターゲティングとクリエイティブをやってみると、もしかしたらCPAが大きく改善する可能性があるかもしれません。

他業種に転用できることは?

今回は不動産業界の事例を用いて解説しましたが、他業界でもこの勝ちクリエイティブを使う場合のポイントをご紹介します。

複数枚の画像を1つのバナーに入れるとか、スライドショーを使うとか、カルーセル広告を使うのは、商材のあるECは大変転用しやすいところと言えるでしょう。CTAのボタンを入れるとか、青色の文字を使ってみるというところは、どの商材でも使える勝ちパターンだと我々は考えています。

ソラミチでは、Meta広告含め、他の広告においてもターゲティングのPDCAやバナーの勝ちクリエイティブを見つけるサービスを積極的に行っています。より詳しい事例を知りたい方や、自社の商材だとどういう結果を出せるだろうと検討されたい方は、是非お気軽にお問い合わせいただければと思います。

まとめ

Meta広告においては、ターゲティングとクリエイティブの双方において、いわゆる「勝ちパターン」と呼ばれる効果的な手法が存在します。

業界を問わず転用可能な要素も多く、たとえば「文字の色を青に変更する」といったすぐに実践できる施策もご紹介させていただきました。

費用対効果の高い広告運用を実現できるヒントになりましたら幸いです。

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