株式会社ケン・コーポレーション 様

数字の根拠まで見せる安心感。問い合わせフォーム改善でCVR127%UPを実現したUI/UX支援事例


東京都心部を中心に高級不動産事業を展開し、国内外のエグゼクティブ層向けに最上級の賃貸物件を案内している「ケン・コーポレーション」

都心に特化している高い専門性とノウハウを持ち、「高級不動産のKEN」のブランドイメージを確立、仲介以外にも住宅・ビルの運営管理、大型商業施設やホテル開発、地域の再開発などの都市づくりまで、不動産に関するあらゆるサービスを展開している。

そのようなケン・コーポレーションが、課題点の改善取り組みに選んだのが、インターネット広告事業やDX推進を行う「SORAMICHI(ソラミチ)」だった。

サイトリニューアルを行った2020年以降に抱えてきた課題点を、SORAMICHIと1つずつ解消していく中で、ケン・コーポレーションが感じたSORAMICHIの強みとはどのようなものだったのか?

今回はケン・コーポレーションの福井様、丹波様にお話を伺った。

※以下、敬称略

目次

数字の“裏側”まで見せてくれるSORAMICHIに、納得と安心感

ーSORAMICHIにご依頼頂くにあたり、もともと感じていたUIやUXの課題点、そしてSORAMICHIを選んだ決め手を教えてください。

丹波:UI/UXの改善にあたり、まずはサイト上の課題の洗い出しから着手しようと、解析からスタートしました。解析はその当時ご縁があった他社様に依頼し、改善点をたくさん挙げて頂きました。

いざ改善施策となった際、他社様からの提案は、高額なツールを導入しましょうという提案だったのに対し、SORAMICHIさんの場合は、“Googleオプティマイズ”という無料ツールを使って「テストしながら数字を見て改修していきませんか?」というご提案でした。

当初は、高額なツールの導入前提で検討していたので、(SORAMICHIの)無料ツールでの運用でもお引き受けが可能というフレキシブルさが一番の決め手です。

福井:私たちWEB運用チームにABテストのノウハウがなく、これまでは営業チームからの要望やチーム内で出たアイディアをそのまま実行していくというスタイルでの運用でした。

しかし、組織再編のタイミングで、これまでの場当たり的なやり方ではダメだという話が出たため、運用方法を変えるところからSORAMICHIさんにサポートいただく形でスタートしました。

ー実際にSORAMICHIと一緒にプロジェクトを進めていく中で、新しい発見や印象に残っているエピソードはありますか?

福井:個人的には、ABテストツールの部分で「そこまで費用をかけなくても可能です」と言われたことですね。

費用をかけたツールじゃないと正確な計測は出来ないと思っていました。漠然とした不安がある中で、SORAMICHIさんに「できます、大丈夫です」と言って頂けたのが心強かったですね。

ー「問い合わせフォームの改善」が大きなプロジェクトとしてあったと思いますが、この点での課題点やSORAMICHIからの提案はどのようなものでしたか?

丹波:問い合わせフォームについては、2020年にサイトリニューアルをしたときから課題として認識していました。改善策として「問い合わせフォームのチャット化」というのも決まっていました。でも、20個以上あるフォームをどうやって改修していくの?という状況でした。

そこをSORAMICHIさんが切り分けてくださって、迅速にスケジュール通りに進めて頂いたのはすごく大きかったですね。

問い合わせフォーム改善で“CVR127%UP”を実現

ーお問い合わせフォームをチャット化したことによって、ユーザーメリットはどのように高まりましたか?

丹波:そもそもフォームが長すぎたという課題があって。それをチャット化することによって細かく分けられたので、誰が見ても使いやすくなりました。

福井:入力の誘導と、「終わりを見えるようにしましょう」ということで、入力ステップの見える化を進めました。

丹波:そうですね、あとは任意の項目はたたんでしまうとか。

ー問い合わせフォームの改善前後では、数字はどのように変化しましたか?

丹波:最初にモバイルでチャット化したときはCVRが122%上がり、PCの方はチャット化ではなくコンパクト化にして、こちらはCVR127%UPです。

ー120%UPは手ごたえを感じる数字でしたか?

丹波:そうですね。SORAMICHIさんには、統計学に基づいた有意差を指標にしてテストを実施して頂いているので、数字には納得しています。

福井:テストによっては、例えば2週間試しても有意差が出ないこともあったのですが、「もう少し続けてみたほうがいい」というアドバイスも頂いたりして。そうやってきちんと確認しながら進めてくださるのがSORAMICHIさんですよね。

丹波:ただ数字だけを見て「数字が上がりましたね、じゃあ次はこうしましょう」と言われても、本当に正解だったのか不安が残ります。SORAMICHIさんの場合は、ちゃんと数字の根拠までご提示いただいたので安心できました。

ー問い合わせフォームで一定の成果は出たと思いますが、より良くするためのディスカッションなども継続していますか?

丹波:そうですね。1つの課題を終えたあとのネクストアクションは毎回頂いています。その他の課題点の優先順位を考えながら、次に取り組むテストを決めています。

福井:今は、物件詳細のページなど、問い合わせにつながる一歩前のページを整理して、問い合わせボタンを押しやすくするなど、次のフェーズに移行している段階です。

ー全体を通して、成果として印象に残っていることなどはありますか?

丹波:一般的にABテスト施策の75%は結果が出ないと言われています。にもかかわらず、SORAMICHIさんとの施策はほぼ成果が出ています。現時点で12個の課題が終わっていますが、成果が出なかったものは1つだけです。

だから「どれが成果出ましたか」と聞かれても、ほぼ成果が出ています!が答えでしょうか?

全体を通して言えることは、やはりコンバージョン率が上がっているところですね。最終的な目標をしっかりと達成できています。

高級不動産事業のパイオニア「ケン・コーポレーション」
ミュージックテラス
世界最大級の音楽アリーナ「Kアリーナ横浜」

株式会社ケン・コーポレーションは 1972 年に創業し、高級不動産事業のパイオニアとして、外資系企業社員や経営者などエグゼクティブ向けの高級賃貸仲介事業を開始しました。現在では住宅およびオフィスの賃貸仲介をはじめ、売買仲介、住宅・ビルの運営管理、大型商業施設やホテル開発、地域の再開発などの都市づくりまで、不動産に関するあらゆるサービスを展開しています。

また、関連会社 72社、従業員数約 6,700 名から成るケン・コーポレーション グループを形成し、不動産事業に加え、ホテル事業・太陽光発電事業・エンタテインメント等の文化事業を手掛けています。

ホテル事業に関しては、1980 年代に米国本土においてホテル共同開発に取り組んだのち、2000 年より本格的に事業を開始。現在では自社ブランドや外資系トップブランドのホテルや旅館を国内28軒、海外9軒、計37軒・約9,500室所有しており、株式会社ケン・ホテル&リゾートホールディングスにて運営・展開しています。

文化事業においては、グループ会社の株式会社シブヤテレビジョンがミュージックエンターテインメント 事業としてライブハウス「Shibuya O-Group」や大型街頭ビジョン等を運営、株式会社Kアリーナマネジメントで世界最大級の音楽アリーナ「Kアリーナ横浜」を運営、管理しています。

活発な社風に合うSORAMICHIの素早いレスポンスがリズムをキープした

ー弊社担当の吉田から、ケン・コーポレーションさんは、積極的に意見を出してくれると聞いています。普段のミーティングの様子について教えてください

木下(SORAMICHI):ケン・コーポレーション様のミーティングでは、「こうしたらもっと良くなるのではないか」という意見が、一気に3つ4つ出てくることもあります。それに対して弊社の吉田が返答するという感じで。すごく活発だなと思いながら毎回議事録を作っています(笑)

丹波:ミーティングに出ているのは合計5名で。私がチーム内で出た意見をまとめて、吉田さんに投げる形が多いですね。

福井:社内ミーティングでは意見がバンバン飛び交っています。それで分からなくなったら、「じゃあそれはSORAMICHIさんに聞いてみましょう!」と(笑)SORAMICHIさんからのお返事は毎回スピーディーですし、スムーズです。私たちもリズムが途切れることなく、良い流れをキープできていますね。

ーSORAMICHIとの仕事の中で、印象深いエピソードがあれば教えてください。

丹波:SORAMICHIさんはとにかくレスが速い」ということ。信頼感につながるレスポンスの速さは、とても大きかったですね。

やはり中には何日もお返事を頂けない会社さんもありますが、そうなるとどうしてもスピード感を持って進められないですよね。どれだけ技術力があっても、そうした部分での信頼関係がないと、一緒に仕事をしたいと思えないですよね。

福井:他の分野も含め、いろんなところで無理をお願いしてしまうこともあるのですが、SORAMICHIさんはいつも快く対応してくださっていて。本当に無理難題をお願いしていますが(笑)、なんでも出来るので頼りになります。

SORAMICHIさんに出来ない分野ってあるのかな?

ーSORAMICHIをおすすめしたいのは、どんな会社でしょうか?

丹波:正直、SORAMICHIさんに出来ない分野ってあるのかな?と思うくらい、なんでもお世話になっています。とりあえず相談してみると、道が拓けるという展開ですね。

福井:そうですね、どんな会社さんにもおすすめできます。意見を出し合えるような、丸投げしない会社の方がいいのかなとも思いましたが、SORAMICHIさんなら丸投げでも出来そうですし(笑)

丹波:仕事をしていて引っかかることがほとんどありません。そういう会社さんって少ないですよね。どのような会社さんでもマッチすると思いますよ。

ーありがとうございます。今後SORAMICHIに期待している部分はありますか?

福井:提案や選択肢の部分で、今もこれからもとても頼りにしています。やはりどんどん変わっていくIT業界の中で生き残っていくためには、SORAMICHIさんのような会社からのアドバイスがとても重要になります。今後ともどうぞよろしくお願いします!

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